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JR東日本は4日、東日本大震災のため運休している東北新幹線那須塩原−盛岡間について、盛岡−一ノ関間が7日▽那須塩原−福島間が12日ごろに運転を再開する見通しになったと発表した。残る福島−一ノ関間も20日前後の開通を目指している。
寸断されている東北線は今月中旬までに上野−盛岡間の全線が復旧する見通しになった。日本海回りで運行しているJR貨物の緊急物資輸送が円滑に進むことが期待される。
開通見通しは本宮−福島間、岩切−松島間、岩切−利府間が5日▽花泉−一ノ関間6日▽福島−岩沼間7日▽松島−小牛田間9日。黒磯−安積永盛間は中旬になる。
常磐線は勝田−高萩間が7日▽高萩−いわき間は11日ごろ▽亘理−岩沼間が12日開通の見込み。いわき−亘理間は福島第1原発事故の影響で再開のめどが立っていない。【斎藤正利】
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福島第1原発が立地する福島県双葉町の住民約1380人が避難している埼玉県加須(かぞ)市の旧県立騎西(きさい)高校で4日、地元の高校生たちが避難者の肩をもむなどのボランティア活動を行った。
同校と他校が08年に統合して誕生した県立誠和福祉高校(同県羽生市)の生徒約90人。肩もみは初めてという生徒もいたが、お年寄りたちに「痛いところはありませんか」「避難生活はどうですか」などと声をかけながら、足や腰を丁寧にマッサージした。
4階の教室が居住スペースの渡部敏江さん(70)は「階段の上り下りが大変で足腰がとても疲れる。もんでもらってとっても気持ちよかった」と笑顔を見せた。同校2年の藤井さゆりさん(16)は「体がすごく硬くて、疲れているんだろうなと思った」と話した。
また、生徒たちは子供たちを集め、折り紙教室も開催。花を折った石井紫織さん(10)は「地震で家のガラスや食器が割れ、お気に入りのぬいぐるみや自分で折った折り紙を取りにいけなかった。今日はお姉ちゃんたちと遊べて楽しい」と喜んでいた。【町田結子】
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福島第1原子力発電所の事故処理が進展しない現状に、国際社会もいら立ってきた。放射性物質が大気や海水へ放出されたままで、有効な手を打てない日本政府の対応に不満を募らせる。
東日本大震災と津波で未曾有の被害を出した日本に同情的だった海外の論調も、原発対策の遅れとともに「日本は何をやっているのか」と風向きが変わりつつあるように見える。
■「東電社員の死をすぐ発表しなかったのはなぜか」
「日本の原発、数か月にわたって危険な放射性物質放出の可能性」
米ワシントンポスト電子版(WP)は2011年4月3日、このような記事を配信した。細野豪志首相補佐官がテレビ番組で、福島第1原発から放出される放射性物質を止めるのに数か月かかる目算を示したのを引き合いに出したのだ。記事の中では、当局が「数か月」と発表せざるをえなかったのは、「損傷した福島第1原発の修復が困難で、すでに4週目に入っている大規模な事故対策も見通しが立っていないことの証明だ」とした。
さらに同紙は、東京電力と日本政府が原発関連の情報を適切に開示しておらず、外部の有識者やメディア、世論から批判を浴びていると指摘、「記者の間では不信感が募っている」とした。4月3日に東電は、行方不明となっていた同社の社員2人が3月30日に4号機のタービン建屋地下で遺体となった発見されたことを明らかにした。
すると、3日夕方に開かれた海外メディア向けの記者会見で、記者から「東電社員の死をすぐ発表しなかったのはなぜか」「どうして東電の幹部は、社員が亡くなったことを公表した会見に同席しなかったのか」と質問が飛んだ。だが、政府の広報官からは満足な回答が返ってこなかったという。
高濃度の放射能汚染水が海に流れ出したことも、海外メディアの高い関心を集めた。2号機の取水口付近にあるピットの壁の亀裂から漏れ出したと見られるが、米CNNやウォールストリートジャーナル、英ガーディアンなど欧米の主要紙やテレビのニュースサイトがこぞって写真入りで紹介した。CNNの記事には1700件ほどのコメントが寄せられている。中には、
「日本(政府)が意地を張らずに、米国の専門家が『廃炉を決めて、原子炉にセメントを注入せよ』と助言したのを受け入れていたら、こんな大事にはならなかった」
と、日本に対するあからさまな批判も出始めている。
■おがくずに新聞紙「効果あるわけない」
英テレグラフ紙電子版は、4月4日付記事の見出しに「配管をふさぐために新聞とおがくずを使う」と掲げた。2号機から漏れ出した汚染水を止めるため、吸水性の高い「高分子ポリマー」と合わせておがくず、新聞紙も流し込んだことを伝える記事だが、おがくずや新聞紙を使ったのが奇異に映ったのか、読者からは「そんなものが効果あるわけないだろう」「髪の毛や金属の屑なんかも効くんじゃないか」と、揶揄するようなコメントが見られた。
米ブログメディアのハフィントンポスト(HP)も、この「おがくず作戦」について4月3日、トップページに大きく掲載。「毎日毎日、新たな問題が生まれる原発」で、漏水を防ぐために「おがくずと、大きなゴミ袋3つ分の細切れになった新聞紙、おむつにも使われている高分子ポリマー」を使ったものの失敗に終わった様子を報じた。
HPの別の記事では、リスクマネジメントの専門家が「日本政府は一刻も早い解決を」と強調。米国の原子力工学研究者による試算で、福島第1の事故で放出されたセシウム137の濃度が、チェルノブイリ原発の事故で検出された数値を上回ったとして、「試算が正しければ、フクシマは今や史上最悪の原発事故になっている」と警告。日本の当局が国際原子力機関(IAEA)や諸外国政府の支援を受けるのをためらえば「事態はさらに悪化する」と断言した。
なお東電は4日夜から、福島第1原発にたまっている放射性汚染水のうち、汚染レベルの低い水およそ1万トンについて、海への放出を始めた。
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